異世界行ったらインキュバスさんと即えっち!30

 かくん……かくん……かくん……かくん……

 意識の無い恋人の中心を貫いたまま、夢魔はゆっくりと抽挿を繰り返していた。

「意識が無いのに、こんなにキュウキュウ俺のを締め付けて……魔力の媚薬効果には本当に気をつけなくちゃいけないなぁ 」

 そんな事をいいながら、体力的に相当消耗したと思われるツガイに、繋がったままで回復魔法をかけてやる。

「ッ …… 」

 回復した途端、あそこの締め付けも回復してしまった。

「可愛いなぁ優香は。このまま、俺に好きにされちゃう姿を夢で見て貰おうね? 」

 そう言って覆いかぶさり、優香の薄い桃色の乳首を頬張ると、クルクルと舐め回したりイタズラに歯を立ててみたりして宣言通り好きにしだしたラウロ。

 その間も抽挿は止めず、もう片方の乳房を鷲掴むと柔らかく優しく揉みしだいていく。

 最奥で狩首に引っかかっている子宮口をゴリゴリといわせて愛していると、自然愛液がダラダラと漏れ出してきてまるでお漏らしでもしたみたいで。

 意識のある優香はまだここまで無抵抗に快楽を受け入れてはくれない、大層乱れてはいてもどこかにまだストッパーがあるのだ。しかし意識の無い今はそれも無く、与えられるものに対して全てを受け入れるしかない。

「ああ、可愛い……可愛いよ優香、愛してる……もっともっと気持ち悦くしてあげる 」

 ラウロの抽挿が早くなり、激しさを増していくとそれに呼応するようにシーツの染みも広がっていく。

「ああ優香 ──── 」

 眠る恋人の唇を奪い、歯列を割って舌を絡めとる。狩首で激しく子宮口を揺さぶり続け、ラウロの指先が優香の柔らかな下生えを撫でさすり、陰唇をまさぐり……秘豆を捉えた。

「ふふ、すごい締まる……気持ちいいよ優香……たくさんコリコリしてあげるね? ッ……あぁ、締まる締まる……気持ちいいねぇ優香 」

 ラウロの唾液で光る乳房を揺らしながら、悩ましげな表情で眠る優香は連続で達かされ続けている。

 淫魔は舌舐めずりしながら、それでも愛するツガイの精力を食らう事なく、逆に回復をかけ続けて彼女の身体を労わりながら激しく愛し続けた。

 ──自分のツガイは一体どんな味がするんだろう

 ──嗚呼、最高に甘くて美味しそうな匂いがする

 ──可愛い美味しそう可愛い美味しそう可愛い美味しそう可愛い美味しそう可愛い

「んんんんんっ────嗚呼ッ!! 」

 ラウロが達し、ドクドクと白濁が流し込まれていく。その間もソレにピクピクと身体を震わせながら達き続けるツガイが愛おしい。

 ──もっと、もっとだ。もっと種付けしなければ、奪われてしまうかもしれない

 今度は魔人の本能が叫び出す。

 白濁を出し切る事、待たずに再び腰を振り出した。

「嗚呼──優香、お願い……何処にも行かないで、ずっと……ずっと俺だけを愛して、優香──── 」

 ────────

 ─────

 ──

 優香は気づくとベッド以外何も無い空間で、裸のまま精神世界の『色気たっぷりラウロ』に後ろから抱きかかえられていた。

「え…… 」

「ごめんね優香……きみの身体は今、媚薬に侵されている時のような状態になってるんだ 」

 ラウロは、落ち人にとってツガイの魔力を口から摂取するとどう言ったことになるのかを説明した。

「つまり、今きみが目覚めても負担が大きいと思うから──このまま媚薬を抜いちゃうね? 」

「え、え……ええ?! 」

「ほら、前を見て? 」

 再び前回見せられたようなスクリーンが浮かび上がり、現実世界で眠る優香と優香を見下ろすラウロが映し出された。

 ちなみにアレは結合したまま、緩く抽挿をくりかえしている。

「あっ……だめっ……や 」

 気付けばその場所には、確かに何かが出入りしている感覚があって。それを意識した途端、優香の身体は反応しだした。

「何度か達かないと駄目だから、優香は見てて? ただ座ってればいいから 」

「うひゃあっ?! 」

 そう言ったラウロの手がさも当たり前とばかりに、優香の乳房と秘裂へと伸ばされスタンバイした。

『可愛いなぁ優香は。このまま、俺に好きにされちゃう姿を夢で見て貰おうね?』

「そんなっ──アンッ 」

 画面の中のラウロが囁いでゆっくりと抽挿をはじめた。

 画面越しには覆いかぶさっているラウロの影になっている優香。しかしあちこち舐められたり吸われたりとその愛撫の感触だけがざわざわと感じられるし、優香の中を熱いものが満たして出し入れされる感覚が伝わってくる。そして、こちらのラウロがスタンバイしていた指先は秘裂を上下に繰り返しなぞりはじめた。

「ひくひく動いてるよ、せっかくだからこっちの俺のも挿れておこうね? 」

「え……あん?! 」

 不意に腰を掴まれた後、物のついでのような自然さでズンッと突き込まれてしまう。

 精神世界でラウロの思い通りにならない事は無いとでも言うのか、優香のあそこすら好きにできるというのか。

「ふふ、さすがに優香が俺に警戒してたら無理なんだけどね? 」

 恋人とはいえ、心の扉がオープン過ぎたのが敗因らしい。

 優香の胸を好きに揉みながら、抽挿を現実世界の自分に任せた余裕のラウロが言う。

「あ……あ、あ……あんっ…… 」

「ほらみて、あっちの優香はもう何度もイッちゃったみたい。俺が回復魔法かけてるの、わかる? 」

 ラウロが何かを唱えて優香の全身が淡く光った。そして再びはじまる抽挿。

「ね。優香……やっぱり俺、舐めたいな? 」

「────えっ?!」

 そう言うと、精神世界のラウロは優香の腰を上げさせて自身を抜くと、くるりと優香をこちらに向かせて、ゆっくりと寝そべるよう促した。

「優香の可愛いココ── 」

 クチュリとラウロの指が秘裂を左右に開いた。

「隅から隅まで舐めてあげるね 」