「気持ちいい? そうだよね、どうしたってインキュバスの種付けは気持ち悦くなるんだ。事を終えるまでに逃げられないように 」
優香の奥にたどり着いた細い生殖器は、ツプリと子宮口へ直接挿入された。
――ぷちゅっ……
インキュバスの魔力を纏った精子が、直接中で放たれる。
気を失っている優香の息がどんどんと艶を帯びたものになっていく。
「あっ……ぁあんっ……はぁ……ふ、ふあっ 」
「ふふ、可愛い優香……俺に種付けされるの、とっても気持ちが良さそうだね 」
またしてあげるね、そう言いながら首筋へ胸へヘソへとスルスルと大きな手で撫で回していく。
ふるふると気持ちよさそうに悶える優香はラウロの目を楽しませた。
「可愛い……可愛いね、ああ――堪らない 」
異形の魔人は恍惚としながら牙を光らせ腰を揺らしはじめた。
「優香の中……最高に気持ちがいいよ……インキュバスを夢中にさせる名器持ちなんて、そんなの俺のお嫁さんになるしか無いじゃない? 」
――くっちゅ、くっちゅ、くっちゅ、くっちゅ
「もうダメだよ優香、もう、逃げられないよ? 」
魔人は娘に覆い被さり、うわごとのように呟きながら乳房を舐めしゃぶった。
「インキュバスに種付けされたら、もう、産むしか無いんだ……インキュバスを、あ……きもちいい…… 」
本来インキュバスが快楽に溺れる事が出来るのが、種付けの時だけとされている。
食事の時に警戒しない野生動物がいないように。
今、この異形ははじめての快楽に溺れつつあった。
常なら考えられない、へこへことした腰の動きで人族の雌の中を貪る。
そういえばと思い出したかのように爪先で陰核をカリカリと引っ掻いてやれば、きゅうきゅうと締め付けるソレは落ち人から伝え聞く天国のような心地だった。
「俺たちの子種は、直接放てば人族の腹の中なら十年生き延び続けるんだよ? それに、種付けした後に蜜壺に放てば他の種はここでは生きられなくなる。君が僕の子を産まないかぎりはね……あ……また締まった 」
気持ちいい、気持ちいいと呟きながらへこへこと娘の壺を貪っていると、娘の中心からプシャリと潮が放たれた。
どうやら異形の剛直は彼女の中を相当悦ばせているらしい。プシャリプシャリと断続的に引っ掛けられた異形は、眠る娘の痴態を興奮の面持ちで眺め続け――次第に腰の動きを早くしていく。
「ああ――最高だ……最高の気分だよ、君に種付けしてる……君はもう、俺のもの――」
――ぷちゅっ……
第二の生殖器が、再び娘の子宮へ子種を直接放った。
「夢魔を、インキュバスを、こんなに夢中にさせるなんて悪い娘だ……ッ! 」
異形が再び進化していく、真紅の髪の隙間からグググっと何か――ツノが生えてきた。
牙は獣のように鋭くなり、肌がじわじわと赤みを帯びていく。盛り上がった筋肉に血管が浮き上がり、目は見開かれて血走っていく。
インキュバスの最終形態――その最も醜い姿は、同属にすらなかなか見せるものでは無いとされている。
「ん……ぅん……――え? 」
「可哀想な優香、今目覚めてしまったの? 」
一瞬、何を言われているのかわからない顔をした優香が、自分に覆い被さる異形に気付いた。
一瞬表情を強張らせ――
「ら、うろ? 」
確かに、彼の名を呼んだ。
「そうだよ、優香――こんな化け物に遣わされるなんて可哀想な俺の落ち人。せめて最高の快楽だけは約束するから 」
――チュルぷちゅっ
「きゃあ?! 」
「インキュバスに種付けされながら子宮口をピストンされるのは、最高に気持ちが悦いらしいと聞いたけど――本当みたいだね? 」
――ぷちゅるっくちゅるっ……クンクンッ
「ひぁぁああっ――」
先ほどは胸を攻めていた舌のような尻尾が優香の剥き出しのクリトリスを、ベロベロと舐め回しはじめた。
「ああっ気持ちいいの! ほんとう、も、だめなのおおぉっ! 」
――じょぼぼぼぼ……
「可愛い優香、また失禁しちゃったの? 」
そう言ってクリトリスを舐め回す舌付きの触手の対の舌触手がその筒で、優香の尿道口を覆って吸い付いた。
尿を垂れ流す口を舌でベロベロと舐め回しながら、優香の垂れ流すそれを飲み込んでいく。
異形の化け物が長い爪を器用に避けて、指の腹だけで優香の両乳首を摘むと、クニクニとコネ回しながら腰を振り出した。
「ああ気持ちいい……気持ちいいね、優香 」
「いやあぁっら、だめ……おかひ、おかひくなるうぅ―― 」
「そう、良かった……おかしくなってみたかったんだもんね? 」
――ぷちゅるっ……
「ひいぃぃい―― 」
「俺の子種は気持ちがいい? たくさん種付けしてあげるからね? 」
蜜壺をまくり上げるほどの剛直で一杯にしたソコをへこへことゆらされながら、人族ではなし得ない最も奥に魔力を帯びた子種を付けていく――