神官長ユリウスの安らかな睡眠

「ふぁあ……良い……」

 妙子は今、ヨダレでも垂れてきそうなだらし無い顔をしながら、ユリウスの寝顔を見ていた。

 朝から夜まで神殿の執務に追われているにも関わらず、夜は妙子が大層酷使するせいで完全に寝不足気味のユリウスは朝に弱い。

 就業の時間――その準備に起きる時間まで妙子が少し悪戯したくらいでは起きない位には弱い。

「低血圧儚神官長萌ゆるぅ……」

 朝も早くに起き出して、そんなユリウスを眺めるのが妙子の趣味に最近加わった。

 豪華な天蓋付きベッドの上で、カーテンの隙間から漏れる清々しい朝の光を浴びて、ユリウスの銀色の髪が七色の光の粒を纏っているし、伏せられた長い睫毛は思わず触ってみたくなるほどの密度だし、濡れたような唇は思わず吸い付きたくなる。

 妙子は、この、朝から大分胃にもたれそうな程の美貌の麗人の破壊力を極力抑える為に、後戯の後のパジャマ着用を推奨したくらいだ。

 そんな訳で、ユリウスはシルクのような素材のナイトウェアを着用していた。

 まあ、それはそれで破壊力が抜群であると、直ぐに妙子は思い知ったのだが。

 妙子は地球で見たビスクドールの写真集にこんな寝顔の美しい人形が居たな、とか思っていた。

「ああ……見飽きない……」

 しかも日が高くなるにつれてまた違った表情を見せてくれる。などと、風景画家か写真家かとツッコミたくなるような事を考えている妙子であった。

「いや、ビスクドールには無いものを持ってるけどね……ふふふ……」

 厭らしい笑顔を見せた妙子はそっと上掛けを取り払って行く。

「ふぁ……朝勃ち尊い……」

 そう、いくら美しくてもユリウスは男である。朝の生理現象ももちろんあるのだ。

「こ……こんなに綺麗なのに、朝勃ち……どんなに美しくても朝勃ち……ふふふ……」

 妙子はスススーとベッドの上を這って、そこを覗き込む。

「可愛い……かわいいよぅ……」

 ユリウスのソレに、布越しに鼻をぴったりと埋めてスーハー匂いを嗅いでみる。

 完全に変態さんである。

 いや、変質者だ。

 しかもその後、覗き込む角度を変えて『朝勃ちナメのユリウスの寝顔』を堪能するという変態っぷりである。

「ああ……写真に収めたい……」

 事案である。

 そして、我慢できなくなって手が伸びるのもいつもの事だった。

 ユリウスのモッコリさんに手を包むような形にして、ふんわりとのせてみる。

「あったかい、可愛い……」

 柔らかく前後に動かして撫でて行くと、次第にムクムクと育って行くユリウスのユリウスさん。

 布越しに手を添えてさすりながら、鼻先をスリスリと押し付けて匂いを嗅いだ。

 「っあ――……イイ臭い……興奮する……」

 くんかくんか、すりすりすりすり……気のすむまで同じ事を続ける。

 すっかりテントを張ったユリウスのソコに、頬擦りしては唇を押し付けるようなキスを繰り返してゆく。

 何度目だったか、テントの頂におデコをグリグリしていると、ジワリと滲みが滲んできた。

 「私にスリスリされて、気持ちよくなっちゃったの?……可愛い……すっごい可愛い……」

それに我慢できず、ユリウスのナイトウエアのパンツの前を掻き分けて、外へ出してしまうのもいつもの事だった。

 しっかりとナイトウエアを着込んで、スヤスヤと眠っている美しい人の、イチモツを、布を掻き分け取り出しす事の罪深さと言ったら……。

「ふぁあ……」

 ウットリとユリウスのソレを眺め、そして――

「んくっ……」

 食んだ。妙子はもう、辛抱堪らなかったので。

 ピクリッとユリウスが肩を揺らして、むずがるように眉根を寄せて身をよじった。

 それに対して妙子が「大丈夫だよぉー」とでも言うようにユリウスの脚を撫でたり、お腹をポンポンしたりする。

 下から見上げる美人のむずがる姿は、大層可愛らしかった。

(ああ……可愛い……尊い……すき。)

 皮が薄くて敏感な先端を、舌全体を使って撫でるようにペロペロと舐めると、先端の割れ目からぷくりぷくりと漏れ出てくるユリウスの味。

「ん、美味しいよ……ユリちゃん」

 くふふ、と、まるで乙女を嬲るおっさんのように恍惚としながらユリウスを味わう妙子。

 先端の割れ目を穿るように舌先を何度も差し込むと、ユリウスの脚にピクリッと力が入ってアレは硬さを増して行く。

 ユリウスは、裏筋を舌全体で舐め上げるようにするのが好きなので何度も行き来させ、カリ首との境目をチロチロと嬲ってやると、ユリウスが腰を跳ねさせて熱い吐息を漏らした。

 眉根を寄せて息を乱す美貌の麗人を眺めながら妙子はウットリとした。

(可愛い……尊い……かわいい……)

「た……えこ…………んっ……」

「?!!」

 夢現の淫らな快楽の中に居るであろうユリウスに名前を呼ばれた妙子は――

(え、え――?!何それ、何それ可愛いの?!なんなの?!え、もう食べちゃっていいの?!)

 可愛い自分のツガイから目を離さず、パクリとその肉を食んだまま、もぞもぞとパンツを脱ぎ出した。どうしても興奮してしまってちゅうちゅう吸ってしまっているが、ユリウスもぴくんっぴくんっと腰を跳ねさせて気持ちよさそうにしているのでご愛嬌だろう。

「ぷはっ」

 そしてユリウスを跨ぐと――

「ン――……はっ……これこれ……うん、ユリウスだぁ……は……きもち……ユリウスのおちんちん、きもちぃ……ユリウスの神官ちんぽ、美人さんおちんぽきもちぃよぅ――……」

 グググっと腰を落として下の口でユリウスを食った。

 既に濡れそぼっていた妙子のソコは、ユリウスを受け入れると喜んで食いしゃぶっている。

 妙子は、あるべきものに満たされたような充足感の中で、目的を遂行しようとユリウスの胸に手を伸ばした。

 妙子がガウンのボタンをプチプチと外していく間もユリウス瞼は閉じられて、美貌の麗人は眠ったまま与えられる快楽に眉根を寄せて息を乱している。

 ――皆が憧れる、美貌の神官長に、睡姦している。

「あ――ヤバイ、めちゃくちゃ興奮する……」

 そしてユリウスの胸元が露わになると、妙子は自分のガウンを脱ぎ捨てて生まれたままの姿になるとユリウスの胸に擦り寄るように身を寄せた。

「はぁ……幸せ過ぎる……」

 見上げた先には、快楽に歪んでいても美しいユリウスの顔があり、裸のままその胸にピッタリと寄り添いながら、彼の滾りを受け入れて――妙子はずっとこのままでいたいな、と思った。

「まあ、勝手に腰は揺れちゃうんだけどね」

 ピッタリと寄り添いながらも、腰だけを蠢かすように揺らしながら美貌の麗人を見つめ続けた。

 時折瞼がピクリと揺れるのがドキドキする。

 妙子は起き上がると、ユリウスの両手を取って自分の胸へ導く。

 上から自分で抑えつけるように、ユリウスの両手を胸に押し付けた。

「ね、ユリウス?起きて、ねえ?」

 そう言って律動を開始する。

「くっ……あ……ンッ?!」

 ベッドのスプリングを利用するように激しく妙子が跳ねていると、ユリウスが目を覚ました。

「あ……た、妙子?!」

「ね、ユリウスしよ?」

 いや、もうしているのだが。

「ッあ……妙子っ、妙子――」

(あー、もう、超かわいい……)

 身を捩りながら妙子に首筋を晒して身悶える美しい男に妙子の興奮は煽られて行く。

 やがて、限界を迎えたユリウスが妙子に縋るような眼を向けた。

「ッ……たえ、こ……もう――イッ」

 その視線一つで妙子もイキそうになるが、ここから頑張れる調教師妙子さんであった。

「ん?……いくの?、イク時、は……何て言うの?」

 ピクリと反応したユリウスが羞恥に顔を真っ赤にすると、そっと涙で濡れた瞳を横目で妙子に向けて――言った

「妙子……の……ッ」

「ん?私の?」

 妙子は腰を振ることをやめない。

「ッ……お、まんこ……きもち、よくて」

「良くて?」

 ――やめない

「――ッイ……ちゃ……ああっ!!」

「ねえ、ユリウス?ユリウスの何処が気持ちよくてイッちゃうの?ほら、ねえ?」

 ――腰を振る、みんなの憧れの神官様の、仮面を剥がしてしまおう

「お、ちん、ちんが……気持ち、良くて……」

「誰の、何で、ユリウスのおちんちん、気持ちが、いいの?」

「妙子の、おまんこ……んあっ……で、ユリウス、の、おちんちん、きもちぃ――ですッア……ッ」

 頰を紅くして、生理的な涙で長い睫毛を濡らしながら、苦しげに、妙子に縋ってくる、この男が可愛らしくて、いじらしくて、最高に性的で――

「ねえ、ユリウス。自分で乳首コリコリできるよね?」

「ッ――!」

「ね、見せて?ユリウスが自分で乳首気持ち良くなっちゃうところ、見せて?――うん、偉いね?使っていいのは人差し指だけだよ?きもちぃ?」

 妙子に肉棒を弄ばれながら、両手の指でそれぞれの乳首をくにくにと捏ねている、そんな、間抜けな姿の筈なのに――首を逸らしながらも妙子を涙目で見つめながら人差し指で乳首を捏ねるユリウスは……

(超性的です、ほんっとご馳走さまです……ああ、ヤバイ……めちゃくちゃ感じる……)

「ね、乳首勃ってきたね?……舐めて欲しい?」

「っ…………ちくび、舐めて……たえこ、ぉ……」

(あ、うん。可愛いからもう舐めよう。)

「どっちから?」

「こ……ちぃ……んあっ!」

 妙子は前のめりになると、ユリウスが指差した方の乳首にちゅっとキスをした。

 ――ちゅ……ちゅぱっ……れろっ

「あっ!……あん!?あう……あっアァ!」

 相当気持ちが悦いのか、ユリウスは身を捩りながら腰をカクカクと跳ねさせ、妙子の奥に鬼頭をクンクン食い込ませてきた。

(あー……気持ち、ユリの乳首いつ舐めても舌触り最高だし、可愛いし……ちんちんもきもちくて最高すぎる……かわいいな……可愛い、かわいい……)

 ――チュパ……れろれろ……ちゅうぅぅうっ

「ああったえこ!きもち――きもちぃ……!いくっ……いっちゃ――ユリウスのちんちん、イッ――――ッ!!」

 ユリウスは、まるで打ち上げられた魚のように身体をしならせながら果てた。

 荒い息をついている美貌の麗人を妙子は堪能するように眺めている。

 やがて、呼吸が整った……その時に見せるユリウスの顔が、妙子は堪らなく好きだった。

(こう、なぁんか……レイ◯目っぽくなるんだよねぇ?)

 まるで意に沿わない相手に純潔を散らされた乙女のように、表情の無い目から涙を零す。

(まあ、すぐに現実に戻ってくるけどね)

「ユリウス、まだ良いって言ってないのにイっちゃったね?」

「ッ――!」

 妙子はそう言うと、ユリウス顔の上に膝立ちになり、中心の柔らかな肉を自分で広げて見せる。

 ユリウスが中へ出したものが垂れ、ユリウスの滑らかな頰に伝い落ちていく。

 

「ね、何て言うの?」

「あ……た、妙子の……可愛いおまんこ……な舐めさせて、お願い、します……」

 美貌の麗人が、眉根を寄せて切なげに妙子の股の下で懇願した。

「仕方ないから、いいよ?ほら、舐めて」

 美貌の麗人の顔に妙子は腰を下ろして股を擦り付けた。

「んむっ……むぅう――んんっ」

 蜜壺を筋の通った鼻に押し付け、円を描くように腰をまわす。

 長い睫毛を生理的な涙で濡らしたそこにも擦り付けて、額まで上がろうとしたところで窄まりに睫毛が掠めてビクリと腰が跳ねた。

「ね、ユリ。舌を突き出して、お尻の穴舐めて」

「はい……」

 股間の下にあるユリウスがどんな表情をしているのか、妙子にはわからなかったが、尻穴に感じる彼の鼻息は熱かった。

「あ――……きもち――……」

 自分の股間の下にいる愛液と精液で汚れたユリウスの顔を見ながら、れろれろと窄まりに感じるヌメヌメした感触に妙子は凄く感じていた。

「上手、上手だねぇ、ユリぃ……」

 妙子に頭を撫でられながらそう言われると、ユリウスの瞳はとろんと蕩けた。

 ユリウスに尻の穴を舐めさせながら妙子は自分でクリトリスを捏ねている。

 愛液がだらだらと溢れてユリウスの鼻を濡らしていった。

「ああ……きもちい、ユリウスの顔でオナニーきもちぃよぅ……」

 だんだんと妙子の腰が揺れ出して、ユリウスの顔に股間全体を擦り付けるような動きになっていく。

「ユリウス好きっ……ユリウス……ユリウス、ああっきもちいいっ――」

「ふぐ……った、たえ……ぐっ!」

 ユリウスの美しい顔に、舌に、鼻に、尻穴を、蜜壺を、ヒダを、豆を、擦り付けていく。

「ああっいっちゃう!ユリの顔でオナニーしてイっちゃううっ――」

「ッ……ぐっ……ふあっ……たえっ好き……あっ」

 奇跡のように美しい人の顔に卑しい花園を無理矢理に擦り付けて、卑しい蜜で汚しまくる。

 あまりに背徳的な行為――

「ユリウスの顔気持ちぃユリウス顔、ユリウスのかお、ユリウスの顔きもちいいっ」

「たえこっ……むっ……ふがっ――くっ……ふぐっ……」

 プシャっと、ユリウスのかおに潮を噴きかけて、妙子はイッた。

 ――――

 ――

 妙子が余韻に浸る中、ユリウスは妙子の股間を綺麗に舐めしゃぶった後、静かにクリトリスにキスをした。

 ――妙子の余韻が終わるまでその豆を、じっとりと舐め吸い続けたのだった。

 ――妙子のおまめちゃん、美味しいですよ