異世界アントワールには、今宵も神に愛された者の下に落ち人が贈られる。
落ち人――愛されし者の為、神に選ばれた運命のツガイ。
彼らは、アントワールに身体を定着させる為の契りを交わさなければ死ぬことになる。
これはアントワールの人間ならば、人族獣人魔人問わず誰でも知っている常識だった。
落ち人達は、はじめ誰しも夢かうつつかと戸惑うものの一度ツガえば受け入れざるを得ない。
その抗い難い愛しさに、快楽に落ちていく、だから『落ち人』というのだと誰かが言った。
神の定めた運命からは逃れられない、落ちればもう抜け出す事などできない。
それが神に選ばれた者の、ツガイになるという事――
「ふっは!はっ!あ!」
「あんっあんっあんっあ!」
林の中で屈強な男が女を組み敷き、獣のような勢いでその穴を穿っていた。
「もっとぉ!もっとくださいぃひぃっ!ひいいっ!いいっ!」
女の両太ももを掴んでまるでモノを扱うように激しく犯すその行為に、しかし女は口から唾液をしたたらせ、目を剥くほどに興奮していた。
「こうか!ここが、良いのか!この淫乱め!」
「あっあううんっ!イイッいいのぉっ!」
はち切れんばかりの胸板を流れる汗を飛び散らせながら、この国の騎士団長クリストハルトは経験したこともない激しい性交に彼の人生の中で一番の興奮を覚えていた。
病弱だった今は亡き妻にはとてもじゃないが耐えられなかっただろう、彼の情欲を、その欲望の全てを受け止める事など。
しかし目の前の女は、もっと激しく、もっと酷くと騎士団長を求め縋ってくるのだ。
これが興奮せずにはいられようか。
堪らなくなったクリストハルトは女の手を引き自分の胸にその顔を乱暴に引き寄せると、その細い脚を掬い上げてそのまま立ち上がった。
女の両足に己の逞しい腕を差し入れて、物のように持ち上げ、限界まで開かれた女の欲の穴を下からゴツゴツと乱暴に穿つ。
「ああっ駅弁……ぅうんんっ!!しゅごいっこれへぇっしゅごいいっ!」
身体が浮いた不安定な状態のまま、雌穴だけは激しく穿たれるという酷い状態にも恍惚の表情でされるがまま最高の快楽を甘受する女。
顔はだらし無く唾液を滴らせ、舌まで出して快楽の虜となっている。
しかしその穴は、騎士団長の太い逸物を搾り取るようにキュウキュウと締め付けた。
屈強な男、どうやっても敵わない、女という身の無力さを叩きつけるように屈服させられる事にこれ以上無い程に彼女は興奮していた。
「こんな事にも喜ぶのかこの牝豚め!ほれ!ほれ!ほれ!ほれ!自分が今どんな顔をしているのかわかっているのか?唾液どころか鼻水まで出しおって、酷い顔だ!ほれほれほれほれ!豚なら豚らしく鳴いてみろ!また締まったぞ?好き者めが!そんなに私の肉が好きか!淫乱め!」
揺する度に唾液や涙鼻水を飛び散らせ酷いことになっていく女の顔にゾクゾクする程興奮して夢中で騎士団長は腰を叩きつけた。
「しゅっしゅきれすうぅっ!!ああん!あっあっあっあっあっ!!んぅうん!!ひ、酷いぃん!こんなっ酷く――ああっ!ぴっぴぎぃっ!」
「はははっ!本当に鳴きよったわ!褒美だ、自分で胸の尖を捏ねてみろ!両方だぞ?」
女の豚の様な鳴き声にビキリと肉棒を一際硬くさせた騎士団長が無慈悲な命令を下す。
女は駅弁されたままの不安定な状況で、一生懸命に腹へ力を入れ、泣きながらながら自分の両乳首を捏ねまわした。
「随分と腹に力を入れているなあ?!怖いのか?私はお前のガバガバの穴が締まって気持ちいいがお前はどうだ?お前の尖ったモノが捏ねられる様を目の前で見るのも壮観だ!」
「ひ、ひどぉいいっ!!でもぉ、いいれすっんあ?!あっああ――!!」
騎士団長が女が捏ねていた乳首を指ごと食らうように口に含み、信じられないような勢いで吸い込むと同時、女は身体全体を痙攣させながら果てた。
女が痙攣し、だらしなく舌を出して白目を剥いている間も男の攻めは止まらない。伸縮する具合の良い雌穴に怒涛の勢いで抜き差ししていくと、その度に女は複雑な動きで痙攣し続けた。
やがて一際強く打ち付け、白濁を膣内に解き放つ、膣内で歓喜するように打ち震える肉棒は二度と三度と吐き出すように大量の子種を女の子宮口へと送り込むが、まだ出続けている。
ようやく終わった頃に女はピクピクと小さな痙攣を続けていたが、ギリギリの命のやり取りをしてきた騎士団長はそれをまだ余裕があると見るや女の頰を叩いて目覚めさせる。
「私を置いて気をやるとは良い度胸だ」
そう、獰猛な笑みを浮かべて笑いかけると、女は「ひぃ!」と短い悲鳴を上げながらウットリと騎士団長を見つめる。
(こんな女が居るとはな――)
今度は犬の様に四つん這いにさせながら後ろから穿つ、さりげなく女の下に自身が着ていた厚手のマントを敷く事も忘れない。
酷くするのはプレイの一環であり、騎士団長に女を無駄に傷付ける趣味はなかった。
まあ――
「ほれほれ!私のモノが欲しければ腰を振れ!私を喜ばせてみせよ!」
後ろから雌穴に入れたまま、女の尻を叩き、叩く度に締まる穴に興奮する様な男のフォローにはいささか足りない気はするが……。
「ヒィンッ!ヒィンッ!酷……酷いぃいっ!!イイっ!!」
「ハハハ!今度は馬か?コレも快いのか?ならば礼を言うが良い!もっと悦くしてやるぞ?ほれほれほれほれ!」
「はあぁん!イイですぅっ!あり、ありがとう、ございますう!ご、ごしゅじんしゃまあっ!ひいぃ!」
尻を打たれながらも恍惚としがら雌穴を締め腰を振る女の滑稽さが騎士団長は愛しくて仕方がない。こんなに卑しく自身の肉を求め、快楽を貪る可愛い女がこの世に居た事に暗い喜びを感じながら尻を叩いたまま腰を振り続けた。
「可愛い奴隷よな?!んん?また締まったぞ?ホレ!どうした?!」
自分の言葉に答えるようにして肉を締め付けてきた女に堪らず騎士団長は背後から覆いかぶさるように右手は女の前から首を絞めるように、左手は女の茂みへと這わせ可愛らしい豆を押し潰すように捏ねまわした。
「ピキャアァァアア――!!ブヒッぶくくっ!」
堪らずイキ叫んだ後女は思わず鼻を鳴らした。
「ククククッ汚い鳴き声だな?」
「フガッ……フガッふっ……〜〜っ!!」
それでも騎士団長は穿つ腰の速さも豆を捏ねる強さも変えず攻め立て続け、女の豚のような鳴き声を堪能する。
その時、ガザガザと音がして物陰から気弱そうな、しかし見目麗しい青年兵が姿を現した。
「だ!団長!ご、ご婦人にっ!無体が過ぎるのでは……?!」
「そんなことは良い、お前、ここへ来て跪け」
「は?!」
「命令だ!!」
美しいとは言え、元々が気弱そうな青年兵である、有無を言わさぬ団長の叫ぶ様な命令に咄嗟にその通り身体が動いてしまって、女の
前へ跪いた所で騎士団長は背面座位の形をとってこれでもかと女の股を開き青年に結合部を見せつけた。
「――舐めよ」
「は……?!」
青年は一瞬自分が何を言われているのかわからなかった。
「なに、結合部とは言わぬ。良い女であろう?この女の豆を食らいたいとは思わぬか?至高の味やもしれんぞ?」
「な……な、な?!」
「なあに、無理にとは言わん。もっと無体を働くだけよ、ほれ、お前もコヤツに強請らんか?」
そう、女に言った騎士団長の言葉に、青年はそれまで見ないようにしていた女の顔をみる。
顔は唾液や鼻水に濡れて入るものの、黒髪に黒目のエキゾチックで品のある顔立ちは青年の理想の美女そのものだった。
「な……めて……」
濡れた唇から溢れた言葉に操られるかのように次の瞬間には青年が女の豆に吸い付いていた。
「あっああん!あん!」
「妬けるな?子豚よ、気持ちが良いのか?」
そう耳元で囁く声に女はゾクリと身体を震わせたが、青年は自分の舌技に女が感じたのだと思い込んで夢中で舌を動かした。
しかし、女が感じていたのは騎士団長からの深い口付け、それにであった。
先程までの荒々しい乱暴な行動は鳴りを潜め、女の官能をズルズルと引き出すようなネットリとした口付けに女は夢中になっていて、もはや下半身の快楽などオマケ程度のものでしかなかった。
それに気付く事なく、自分に感じていると思っている青年は夢中で茂みを掻き分け、豆の周りを舐め回し、吸い付き唇で豆を挟んでは先端を舌先でチロチロと虐めてやった。
ビクビクと腰を跳ねさせる女の反応に夢中になっていき、しまいには結合部近くのヒダを食み、鼻先で豆を押しつぶしながら舌先を結合部に挿しこもうと騎士団長のペニスが舌に触れてしまう事もて構わずにねじり込む様に舌先を押し入れた。
結合部が広がり苦しそうに呻く女の声など耳に届かず、夢中になっている青年はヒダを掻き分け豆の皮を剥くと無防備な豆に鼻先を掠める程近づけて頭を左右へ小刻みに揺らしはじめた。
さすがに堪らず吐息を漏らした女に気付いた騎士団長は差し込まれた青年の舌に構うことなく小刻みに腰を揺らし出す。
さすがに差し込んでいた舌が抜けてしまい、舌打ちしたい気持ちを押し込めて青年は騎士団長によって揺らされる、女の愛おしい豆の後を夢中で追いながらレロレロと舐めては時折チュルリと吸い付くという行動に夢中になっていた。
側から見れば、餌にがっつく犬畜生のソレと変わらない姿である事にも気付かずに。
青年はただただ女のまんこを追い続け、舐め回し、吸い付いては食らいつく。
時折クリとニアミスして尿道に吸い付くと、何かがチロリと漏れ出てきた。
それに気付くと、揺らされ跳ねるまんこを首で追うのをやめ、行儀悪く、女の太ももをガッチリと掴むと固定させた。
騎士団長は穿つ行為をやめなかったので小刻みに揺れてはいるが、これなら誤差の範囲とばかり、青年は女の尿道口にむしゃぶりついた。
「ああんっん――!出ちゃう!おしっこ出ちゃうのぉおおっ!」
首を振って必死に抵抗する女に騎士団長は耳元で囁く。
「良い、これにも褒美が必要であろう?」
その言葉を聞いた瞬間、女の強張った身体が一気にゆるまり――シャアァァァアアッ
と、勢いよく尿を吹き出した。
「ふ……お前もなかなかの変態じゃないか?」
そう言った騎士団長の眼下には、尿道口から顔を離し、その美しい顔に女の聖水を浴びて髪と顔をビショビショに濡らしてウットリとする青年の姿たった。
やがて尿の勢いが衰えると慌てたように女の尿道にびったりと口を付けて喉を鳴らす青年は、それが止まった後もまだ足りないとばかりにちゅうちゅうと尿道口へ吸い付き続けた。
やがて騎士団長が彼に飽きたとばかりに足蹴にして下がらせ、青年が聖水を浴びてるあたりから棒立ちになっていた精悍な男を呼び寄せ、女を再び四つん這いにさせると精悍な青年の太く雄々しいそれを咥えさせた。
「やはりか、こう言うのも好きか?落ち人よ……?」
「は?!落ちび……んふあっ?!」
途中まで精悍な男が寛げたスボンの紐を、手際よく開き、既にギンギンに立った中の物を取り出すと、女は迷う事なくそれを口に含んだ。
「はっ!あっああ――!」
「ふっむっむっふっ!」
「ハッハッハッハッ!どうだ?自分が助けに来たと思った女の口に頬張らせる気分は?随分と気持ち良さそうだ!」
「だん……ちょおぉ……?!」
「この女は落ち人よ、私の、落ち人だ!」
「お、落ち……人?」
「そうだ、こう言うやり方が好きなのよこの女は、なあ?!」
「んふうう!!」
「くあ?!」
騎士団長がズンッと腰を深く進めた時、精悍な男のカリを喉に食い込ませ締めた事で青年はあっけなく女の喉に射精した。
「もういったのか?どうだ?私にいかされたようなものだろう?」
「そ、んな……はあ、はあ……ん。」
騎士団長は女から肉を抜くと、今度は女を自身に寄りかからせるように座らせ、おしっこをさせる様に脚を開かせた。
「褒美だ、挿れよ」
「――は?!」
「挿れよ!」
迷ったのは一瞬、しかし、青年は女の美しさに棒立ちになっていたが本当の所は彼女を助けに来ただけあり、それも下心が無かったかといえば嘘になる。騎士団長ではなく、自分こそが彼女の穴を穿ちたかったのだ。
未だ萎えず力を持った肉で彼女を穿ちたいと言う欲も当然持っていた……そして騎士団長の命令。
考えるよりも先に、精悍な男はその卑しい肉棒を女の雌穴目掛けて刺し貫いた。
「は、ああ……」
あまりの良さに一瞬で白濁を流し込むも、直ぐに復活し、ゆっくりと動きだした。
「な、まえ、お……おし……え……」
ガツガツと腰を動かしながら赤らめた顔で聞いてくる青年を、女は侮蔑の篭った顔で一瞥した後、直ぐ横の騎士団長の逞しい逸物に吸い付いた。
「ふっ仕方のない奴だな?」
そういうと騎士団長は女の口にその肉を食らわせる。
青年は彼女から送られた視線に困惑しながらも、欲がその腰を動かし続け彼女の中を味わい続けた。
「私の落ち人はお前に名前を教える気は無いそうだよ?」
そう言いながら愛おしそうに女の頰を撫でる騎士団長。
「そ、んな?」
「助けに来たにも関わらず、欲に負けるようではまだまだ青いという事だ」
瞬時に精悍な男は馬鹿にされた事に気がつくと、腹いせのように腰を振り出した。顔は真っ赤にして眉毛を吊り上げている。
女はそれも横目に馬鹿にしたように嗤った。
精悍な男は相手を思いやらない勢いだけの抽送を繰り返し、ギリギリできうる限りまでそれを長引かせた所で彼の届かせられる一番奥で白濁を放つと、最後まで出し切った所で勝ち誇ったかの様に肉を抜き出し、投げるように女の脚を放った。が、その脚が地に落ちるよりも先に騎士団長がそれをすくい上げると、そのまま正常位でその太い逸物を女の肉へ埋めていく。
「ああ――アナタのじゃないと、アナタのが一番気持ちいい――」
「そうだろうとも、物足りなかったろう?お前の好きな場所を突いてやろうな」
ええ、あの人のじゃ届かなくて――その言葉を最後まで聞き終わる前に精悍な男は一瞬前までガチガチにしていた逸物をしぼませてふらふらとその場を去った。
この手のプレイをする人間には関わらないのが一番なのである。
「ちょっと覚めちゃったじゃない、埋め合わせ。楽しみにしていいのかしら?」
「そうか?お前が他の男の物を咥えている様はなかなかに興奮したが、お前は興奮しなかったのか……そうか」
「……まあ、興奮はしたわ。貴方の命令は、なんでも興奮する」
そう女が言うと騎士団長はめいいっぱい奥まで入れた後、その場所で小刻みに抜き差しし始めた。
「ああん?!!なにこれぇ?!!」
小刻みに子宮口だけを狙い定めた様に奥へ押し戻す様に小刻みに揺らさせる刺激はうっとりする様な多幸感と共に女を新しい快楽へ誘った。
その間、先程までのプレイでぐちゃぐちゃになっていた女の顔を舐め回す騎士団長は母親が赤子にする様にその鼻水までも口で啜り上げた後、鼻の穴にまで舌を入れてぬぐってやる。その行為にも女は満たされる物を感じ、快楽の波がこれでもかと押し寄せてくる。
「愛おしい女性よ、名はなんと言う?」
「あ、あり、す!ありすぅん!!ああ――!!」
女は名を名乗ると同時に果て、そして気を失った。
「アリスか……亡き妻の最期の贈り物だろうか?病弱な彼女とはこんな交わりは叶わなかったからな……」
そう言って、眠るアリスの穴を再び穿ち始めるのだった。
アリスが目覚めると、騎士団長はまだ腰を振っている最中で「やっと目覚めたか、お前が眠っている間に七回ほど子種を注いでやったぞ」と、言われアリスは目覚めからマックスまで興奮したとか。
この世界は性交を立て続けに行った時の生殖器のひりつきすら、回復魔法でどうにかすると知ってから、アリスも底なしになったのだった。